医療脱毛の重大な選択
そして年をとればみなたいてい日本に帰ってくる。
海外で成功している日本人も、晩年は日本に帰りたがる。
4方を海にかこまれていながら、日本人は海洋民族ではなかった。
やはり、国際化という言葉に踊らされず、日本の国際化は限界があるという自覚が大切である。
かりに八方美人といわれても、ヨーロッパ、アメリカ、アジアに対して、等距離で付き合っていくことが大事だ。
日本はアメリカとの関係に余りにもこだわり過ぎて、反米といわずとも嫌米、侮米意識まで出ている。
これは危険である。
むしろ日本はアジアの方に目を向けることで、バランスがとれていく。
アジアでアメリカと日本がパートナーシップを発揮するぐらいのつもりの方がいい。
太平洋戦争の教訓は、アジアで日本とアメリカが覇権争いをしないことにつきる。
日本はベネチア、オランダをめざせ。
超二流の経済大国をめざすアメリカの静かなる没落はこれからも続いていくだろう。
いくらジャパンーバッシングをしたところで、それでアメリカの経済が立ち直るわけではない。
全世界を経済的にコントロールする力量は、いまアメリカにはない。
あれば独力で湾岸戦争をしたし、旧ソ連の救済もできるだろもっともアメリカの代理を日本やドイツができるかといえば、それは不可能であり、また必要もない。
わたしは日本はかつてのオランダかベネチアになれれば、それで充分だと思う。
ベネチアの興亡を描いた塩野七生の『海の都の物語』はなかなかの力作である。
戦後日本人が書いた良質の歴史書を二冊あげるなら、わたしは躊躇することなく、司馬遼太郎の『坂の上の雲』と、この『海の都の物語』を選ぶ。
企業の管理職クラスには是非とも読んでもらいたい本である。
ベネチアは大国ではない、小さな島々の国でありながら、経済大国として4百年も栄え、文化の華をさかせた。
いまの日本に参考になる。
もっとも、オランダに関しては多少事情が異なり、多くの人はオランダのようになるべきではないという教訓として読んでいる。
私はちょっと発想が違う。
日本はこれからオランダの知恵に学ぶべきではないのか。
ベネチアは4百年の繁栄を保った。
世界の超大国ではなかったが、住民は豊かで文化を楽しみ、世界から尊敬された。
オランダは1世紀もの繁栄を保った。
日本が本当に豊かになってきたのは、ここ数年に過ぎない。
それがバブル経済が破綻して呆然とし、湾岸戦争でショックを受け、平成不況に喘いでいる。
いま、超二流の経済大国になる道を考えるべきではないだろうか。
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